女の子への贈り物を選ぶとき、
ふと立ち止まってしまう瞬間があります。
にぎやかなものを探しているわけでも、
すぐに飽きてしまうものを求めているわけでもない。
ただ、
「これはきっと覚えているだろう」
そう感じられるものを探しているだけなのです。
子どもは、いつも“次”へ向かっている
子ども時代は、止まることなく流れていきます。
女の子たちは大人をよく見ています。
どんなふうに歩くのか、
何を手に持ち、何を大切にしているのか。
それは真似をしたいからではなく、
「いつかの自分」を想像しているから。
だからこそ、
必ずしも一番カラフルなものや、
一番可愛らしいものに惹かれるとは限りません。
時には、もっと静かで、
少し大人の世界に近いものに心を寄せることもあります。
なぜ、心に残るものがあるのか
子ども時代を通り過ぎていくものは、たくさんあります。
けれど、ごくわずかに、
自然と記憶に残るものもあります。
日常の中で何度も使われ、
特別な日ではなく、何気ない時間に寄り添いながら、
いつの間にか“思い出の一部”になっていく。
多くの女性にとって、バッグはそうした存在です。
身近で、個人的で、
日々の動きとともに記憶を重ねていくもの。
女の子にとっての「初めてのバッグ」も、
同じような意味を持つことがあります。
「自分のもの」だと感じる瞬間
成長の中で、
「これは自分のものだ」と感じられる瞬間が訪れます。
大人の所有とは違い、
それはもっと素直で、あたたかな感覚です。
大切に扱い、
そばに置き、
誇らしげに持つ。
意味のある贈り物とは、
その感覚が芽生える瞬間に、そっと寄り添うものなのかもしれません。
子どもでもなく、大人でもない場所に
長く心に残るものは、
いつも“ちょうどその間”にあります。
子どもらしすぎると、すぐに手放されてしまう。
大人すぎると、距離を感じてしまう。
その中間にあるものは、
無理なく日常に溶け込み、
静かに記憶として残っていきます。
贈り物が、思い出になるとき
やがて、そのバッグを使わなくなる日が来るかもしれません。
けれど、記憶は使われなくても消えません。
初めて手に取った感触。
そっと抱きしめたこと。
一緒に過ごした、小さな時間。
幼い頃のひとつの持ち物が、
大人になったときの大切な思い出になる。
静かなはじまり
この文章は、ひとつの想いから生まれました。
すべての贈り物が、
目立つ必要はない。
ただ、
「そのとき」に出会えたことが、
何より大切なのだということ。
その想いが、やがて Little Lady Bag になりました。
彼女の、初めてのバッグ。
小さなはじまり。
そして、長く残る記憶。
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